中部支部研究報告集No.30

研究報告
F. de SaussureのparoleとG.guillaumeのdiscoursの異同について 田豊 1
日本人学習者におけるフランス語鼻母音[ã]/[õ]の知覚―調音的・音響的見地からの考察 安藤博文 9
17世紀の真空実験再現―パスカルの実験は実現できたのだろうか? 小柳公代 17
シャルル・ペロー作 喜劇『ウーブリ売り』考 中島潤 31
ミュッセ、ユーゴーからヴェルヌへ 吉田泉 41
1970年代におけるロートレアモン=デュカスの受容史 下村武 51
ゾラ『獲物の分け前』―視覚芸術との関連で 有富智世 63
日本の『青い鳥』受容についての一考察―まえがき、あとがきを通して 内田智 77
ケベックナショナリズムフェミニズム 河脇都美 99
講演会報告
Luc Fraisse教授講演会報告 加藤靖恵 107
ジャン=フィリップ・トゥーサン氏講演会報告 真野倫平 109

2005年度中部支部春季大会

日時:2005年5月14日(土)
場所:人間環境大学 2号館221教室
   444-3505 岡崎市本宿町上三本松6の2 TEL 0564-48-7811
   懇親会会場 人間環境大学学生食堂
会費:(当日受付で納入)
   大会費 会員1,000円、一般500円
   懇親会費 4,000円
連絡先:470-0195 日進市岩崎町阿良池12 愛知学院大学 教養部内
   日本フランス語フランス文学会中部支部事務局
   TEL  0561-73-1111(代表) FAX  0561-73-1860

プログラム

13:15 受付開始
13:45 開会の辞   支部長 尾崎孝之
13:50 主催校挨拶   人間環境大学学長 小橋澄治
14:00 研究発表I
    1.司会 松澤和宏(名古屋大学

F. de Saussureの paroleと G.Guillaumeの discoursの異同について

    前田豊子(愛知大学大学院文学研究科研究生)     
    2.司会 日比野雅彦(人間環境大学) 

シャルル・ペロー 喜劇『ウーヴリ売り』考

    中島潤(名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程)  
    3.司会 藤田衆(名城大学)  

ミュッセ作品における《féminité》の役割り

    吉田泉高岡法科大学)   
15:30 休憩
16:00 研究発表II
    4.司会 林良児(愛知県立大学) 

日本の『青い鳥』受容についての一考察

    内田智秀(名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程)
    5.司会 鈴木孝(名古屋造形芸術大学)  

1970年代におけるロートレアモン=デュカスの受容史

    下村武(ルマン メーヌ大学博士課程) 
17:00 休憩
17:20 総会   議長 練尾毅(南山大学)  

   1.平成16年度活動報告・各種委員会報告
   2.平成16年度決算報告・会計監査報告
   3.学会誌編集方針の一部変更について
   4.平成17年度予算案・事業計画
   5.その他
17:50 閉会の辞   日比野雅彦(人間環境大学

中部支部研究報告集No.28

特別寄稿
中部支部支部長 滝沢隆幸先生の遺されたもの 熊沢一衛
研究報告
モンテーニュの「友情」論をめぐって―「個」の問題とのかかわり 坂本久生
ミュッセの『ガミアーニ』をめぐって 吉田泉
ロートレアモンにおけるIdentité culturelle 下村武
父子関係の崩壊―『ペレアスとメリザンド』における父親の存在について 内田智
ユイスマンス研究―作家活動後半期のユイスマンスについて 岩淵邦子
レーモン・ルーセルと演劇(2)―戯曲版『アフリカの印象』を中心にして 永田道弘
失われた時を求めて』における蒐集家たち 加藤靖恵
アルベール・カミュにおける「反抗」について 村井大介
Gustave GUILLAUMEの動詞分析におけるchronogénèseとchronothèse 田豊
シンポジウム
文学と政治―フローベールユゴークリステヴァ 松澤和宏
文学と政治 丸岡高弘
政治と文学―ジュリア・クリステヴァの「記号分析」の観点から 原田邦夫
『総合テクスト科学の構築』について 松澤和宏
テクスト研究の新たな地平 佐藤彰一
講演会報告
国際シンポジウム「テクストとその生成」 松澤和宏

中部支部研究報告集No.25

研究報告
ジャポニザン・ゴンクール兄弟―彼らの日本美術賛美と時代精神 太田康子 3
エルスチールとマネ―『失われた時を求めて』の草稿を通して 加藤靖恵 13
ミュッセと両性具有の神(ヘルマフロディトス 吉田泉 21
『マルドロールの歌』における«retournement»の手法 下村武 37
Le Petit Princeを読む―意味の重層構造 網島悠理子 51
自伝読者論の試み―ボーヴォワール『娘時代』をめぐって 後藤圭太 61
ユルスナールにおける「家族」の概念をめぐって―『世界の迷宮』の意図を«Les yeux ouverts»から探る 坂本久生 67
講演会報告
シンポジウム L'Enseignement du français langue étrangère au Japon Ben. Lahcène 83
ジャック・ネーフ教授講演会 「生成論と美学」の報告 松澤和宏 90

中部支部研究報告集No.24

研究報告
大学生の第二外国語に対する意識調査 小田麻里名 3
ミュッセにおける空間のメタファー―ボードレールを介して 吉田泉 19
日常の病理・悲しい情念について―アランの「幸福論」の一つの読み方 山井徳行 31
アラン・フィンキェルクロートにおけるユダヤ人性の問題―差異の主張を越える次元 田所光男 43
ジャーナリズムとしての文学―マラルメとジャリの比較 永田道弘 53
セガレンとクローデル―-異文化の中の二人の詩人 中尾充良 71
ユルスナールにおける性的欲望の多様性と間歇性―『世界の迷宮』を中心として 坂本久生 83
講演会報告
シンポジウム「日本とフランス」 加藤俊夫 97
比較神話学講演会「神話の森の動物たち」 篠田知和基 99

中部支部研究報告集No.21

特別寄稿
加藤先生、ありがとう 高橋秀雄 3
研究報告
『知られざる傑作』におけるバルザックの芸術観をめぐって――「恋愛小説」から「芸術小説」への変遷? 鎌田隆行 5
エミール・ゾラ『労働』における社会主義――ユートピアへの布石 宮川朗子 17
アンドレ・ブルトン『ナジャ』における「私」の諸問題 新里直樹 31
ルノー譴責事件記録簿探索録―妄想«71» 小柳公代 41

中部支部研究報告集No.20

研究報告
ジョングルールと中世演劇 長谷川太郎
劇場都市と仮面たち―コルネイユの初期喜劇におけるパリ 矢橋透
メリュジーヌの変容 篠田知和基
ゾラ『ローマ』におけるカトリシスム 宮川朗子
信州とフランス 滝澤忠義
生成批評についての覚書 松沢和宏
文字放送とフランス語教育 山井徳行
聴覚心理音声学と外国語教育 滝沢隆幸,大岩昌子
講演要旨
神話と文学 篠田知和基
ジャック・ウリエ教授講演会 村道
モルポワ教授の講演「マラルメヴェルレーヌの墓」 篠田知和基
Jean-Pierre BEAUJOT氏のフランス語時称論「単純過去-複合過去、このやっかいなカップル」 林迪義
特別寄稿
故山方達雄先生を悼む 鈴木覚